おはようございます。
お正月も終わって一息ついたところで流行り病の再流行。これを読んでいただいている皆さまの活動もきっと制限を受けていることでしょう。
「またかー。」「いつまで続くんやー。。。」と誰しもが思っていることと思います。もちろん、わたし自身もそう思っています。
みんなで集まりたい!練習したい!演奏したい!演技したい!という欲求に環境が追い付いてこないのは残念なことですが、わたしたちは事態の悪化を招かないように注意しつつ、今できることを精一杯やっていく以外にできることがありません。
ところで、このブログのサブタイトルは「40過ぎてもまだまだ上手くなる!」でありまして、つまり「仕事や私生活が忙しくて毎日練習できなくても、それでも上達する!上達できる!!」ということなのですが、それについて全然書いてないよなーと思いながらもうずいぶん時間が経ってしまいました。ごめんなさい。
今回の記事が能率よく上達するための助けになれば嬉しいです。
それでは、いってみましょう。
少ない練習時間で効率的に上達する方法
はじめにお断りしておきますが、わたしは時間をかけて丁寧に練習することや反復練習を否定するつもりは毛頭ありません。そういう練習が必要な場面は当然あると考えます。
しかし、ここで問題にしたいのは「時間をかけた練習がしたいと思っているけど、現実問題として時間がない」場合にどうするかということです。
個別具体的なことを言い始めるとキリがないのでざっくりとしたお話になっていくとは思いますが、なるべく
と思ってもらえるように書いていきたいと思います。
別の記事で書いたかどうか覚えていませんが、まず前提として管楽器の場合は完全独奏の場面がほとんどないので、合奏を想定していることをご承知おきください。
まず、よい合奏をするため奏者個人に求められるものとして、ざっくり3つ挙げます。すなわち、よいリズム、よい音色、よい音程です。
そして、それを実現するために忘れてはならないのがよく吸い、よく吐き、よく聴くこと。
さらに、それがわかった上でどのような練習を積み上げればよいのかという事を考えていくわけですが、上達するための要素というのも3つくらいあるんじゃないかと思っていますので、ここからはそれについて書いていきますね。
前提となるポイント
よい合奏のためには
よいリズム、よい音色、よい音程 が求められ、
それを実現するためには
よく吸い、よく吐き、よく聞く ことが大事。
楽器が上達するための3つの要素とは??
いきなり大きなテーマに切り込んでいくわけですが、細かく書いていくとキリがないのでまたもやざっくりと書くことにします。
わたしの考える要素は以下の3つです。
上達のための要素
- よい指導者に習うこと
- よい道具を使うこと
- よい練習をすること
全部を詳しく書いていると膨大になっちゃいますので、今回は概要だけ書いておくことにします。
よい指導者に教えてもらうのはとっても有益です
能率よく上達するためには、先達の指導を受けることはとても有意義だと思います。どうすればいいかわからず闇雲に練習するより、ずっと早く上達できると思います。
「指導を受ける」なんていうとなんだか身構えてしまうかもしれませんが、子どもがピアノや電子オルガンを習うのと基本的には同じイメージでOKです。
フルートやサックス、トランペットなどは割と演奏する人が多い=需要が多いので、大手の楽器店などで大人向けの音楽教室を開講していることも多いですね。
それ以外の管楽器では楽器店での教室開講は少ないと思いますけど、私のようにフリーの指導者(レスナー)はわりとたくさんいます。自分の音楽教室を持っている人もいますが、ほかに仕事をしながら楽器を教えている人もたくさんいます。
楽器店でそういう先生を紹介してほしいと問い合わせると、紹介してくれることもあります。
たいていのレスナーは契約前に相談に乗ってくれますし、無料体験レッスンを設けていることも多いので、まずは相談だけしてみてもいいと思います。怖くないですよ。(笑)
あなたのやる気をうまく引き出してくれて、「なんだ、ワタシまだまだ上手くなるやん!」と思わせてくれる名教師に出会うことができれば、なお素敵です。
上達するための「よい道具」とは何ぞや??
道具とはすなわち「楽器(マウスピース含む)」であったり「教則本」であったり、「練習補助グッズ」であったりいろいろですが、高価なものが必ずしもあなたにとっての「よい道具」であるとは限りません。
発達段階に応じた適切な教材・教具と言い換えてもいいですが、わたしが言いたい意味ではこういう事です。
よい道具とは
- 故障や変なクセのない楽器(必要以上に高価である必要はない)
- 適切な難易度かつ、興味を惹く内容の教則本や練習曲
- 練習を能率的・快適にサポートしてくれるグッズ(メトロノーム等)
要するに「壊れた楽器で練習していても上達は見込めませんよ」という事ですし、楽器の練習っていうのはいうなれば「やりこみゲー」みたいな要素を持っていますので、適度にモチベーションを維持してくれる曲や教則本があるといいですよね。というお話です。
さっきお話しした「よい先生」の助言があれば、ここの部分の心配はほとんどなくなります。
あなた専用の「よい練習だけ」やりましょう
ある有名なスポーツトレーナーの言葉をご紹介します。
ただ、気を付けてもらいたいのですが、この方も練習に時間をかけたり、練習で体力を消耗するのが馬鹿げていると言っているわけではないので、誤解なさらないようお願いしますね。
恐らくこういう事を言いたいのだと思います。
ここに注意
- 毎日○〇時間練習すると決めるのは結構だが、毎日〇〇時間練習すること自体が目的ではない
- 練習した結果疲れることはあるが、疲れる練習=効果的な練習ではない
「練習時間が少ない、足りない」と思っている人ほど、「何時間練習したか」とか「どれくらいしんどい練習をしたか」に焦点を当てがちですが、そもそも練習をすること自体が目的ではない事を思い出してください。
どのような目的・ねらいで、どのような練習をどのような密度でやれたかの方がずっと大事ではないかと思います。
ポイント
- 演奏能力の向上・維持こそが目的なのであって、練習はそのための手段。
- 無理のない範囲で練習時間を確保し、目的を絞って集中した練習をしよう。
あなたの事情を十分に尊重してくれる先生に習うことができれば、あなた専用のベスト練習プランを一緒に考えてくれると思いますよ。
今日のまとめ
いかがだったでしょうか。
読み返してみますと、「まずは先生を探して習うのがいいよ」って言っているような文章になってしまって恐縮ですが、わたし自身は本当に大事なのは3つ目の「よい練習」なんだと思っています。
とはいえ、何がよい練習なのかわからない人にとっては専門家の助言が上達の近道であることには違いないと思いますので、そこは否定しませんけどね。
ただ、楽器の先生に限りませんけど、自分の価値観を押し付けてくる残念な先生が少なくないのも事実でして、社会人に毎日欠かさず2時間以上練習しろとか言うのが無理ゲーだというのがわからない。わかっていててもそれしか言わない先生が結構いるんですよね。
でも、そんな人ばかりじゃないですよ。
あなたの事情を十分に尊重して、それでも上達するために一緒に考えてくれる先生もたくさんいますので、怖がらないでくださいね(2回目笑)
今日もたくさん書きましたけど、要点はたった2つです。
ポイント
- 上達のための3つの要素は「よい先生に習うこと、よい楽器を使うこと、よい練習をすること」
- 中でも特に「よい練習」をすることが大事。
次の機会には、今日のお話をもう少し掘り下げてみたいと思います。
それでは。