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続・愛媛にマーチングバンドを作れないかと本気で考えている話。

私はトロンボーン吹きであり、指導者でもありますが、トロンボーンだけじゃなくてマーチングも教えています。

それで、ずいぶん前に「愛媛にマーチングバンドを作れないかと本気で考えている話。」を投下したのですが、その記事で「学校の部活動は少しずつ縮小の方向性になっていくだろう」という趣旨のことを書いてます。

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愛媛にマーチングバンドを作れないかと本気で考えている話。

おはようございます。 今日は前置き無しでさっそく表題の件について始めていこうと思います。 この話は何年も前から考えていたことですけど、 「誰かやってくれないかなー。やるなら全力でお手伝いしますのに。」 ...

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私の住んでいる町でもじわじわと、しかし確実にその傾向が見られます。

吹奏楽部の完全な地域移行(展開)は恐らく相当困難なので、恐らく当面は週末のみ地域展開(以降は「地域展開」に統一します)となるのではないだろうかと予想します。

学校の吹奏楽部が完全に地域展開したという事例をまだ存じ上げませんが、マーチングをやるチームは既に地域活動のチーム名で全国大会に出てきていたりします。

もしかして指導者が少ないマーチングは、地域活動として新規発足させやすいのか?と思ったりしていますが、はたして??

 

松山市とその近郊の中学校吹奏楽部の実態

部員数にフォーカスを当てて少し考えてみましょう。

吹奏楽と同じでマーチングはひとまず人数がいないと質の高い活動はむずかしいです。ステージドリルやスポーツコートの寸法であったとしても20人。フルサイズなら少なくとも40人は確保したいところですが、近ごろは10人程度で活動する学校が増えているのは事実です。

愛媛県吹奏楽コンクールのB部門は20人以下ですが、中学生の部B部門に今年エントリーしている団体数は43。松山市と松前町だけでも9団体あります。同じ地区で2校、3校まとまってB部門というところもあるようですね。松山市以外だと6割くらいがB部門です。コンクールに出ない学校も含めたらもっと多いでしょうか。

愛媛県吹奏楽連盟の大会には合同バンドを組んでエントリーすることが認められていますが、「大会には出られます。」ということであって、それ以上でもそれ以下でもないです。

 

新規マーチングバンド発足は部活動地域展開の波に乗れるか?

吹奏楽部の地域展開はまだ全国的にも進んでいないと思いますが、ことマーチングに関しては若干の事例があります。もともと学校内の施設だけで活動していても公式戦で勝つのが難しい実態があるし、指導者がそもそも学外者であることが多いためではないかと推測します。

とはいえ、松山市とその近郊では吹奏楽部が常時一桁人数の学校だったとしても、活動を完全に学校から切り離すというのはまだまだ時間がかかるのではないだろうか?と考えます。

 

近隣県の先行事例

そうはいいましても、10年後とかそんな遠いことでもないかもしれません。ご近所にはすでに先行事例があります。

 

倉敷ジュニアマーチングバンド Wisterias

岡山県倉敷市には昨年「倉敷ジュニアマーチングバンドWisterias」というのができました。

3つの中学校が合同で活動しているというお話ですが、それが地域展開なのか、合同バンド扱いなのかちょっと情報が少なくてわからないのですけど、週1の練習という話なので恐らく地域展開なのでしょう。そのうえで、学校の施設や備品を使わせてもらっているのではないかと思います。

 

観音寺マーチングバンド「Humming Wind」

こちらは小学校のマーチングバンドが地域活動に移行して同時に中学生も受け入れている。というパターン。指導者と保護者会が発足前に3年かけて準備し、発足後は小学校と部活動委託契約を締結しているそうです。

 

新規クラブチーム発足の勝ち筋は?

当初の私のもくろみとしては「学校吹奏楽の活動にマーチングを組み入れたい」ではなくて、「マーチングをしたい子の受け皿がどこにもないから1つぐらいつくれないだろうか?」から始まっています。

そのもくろみと学校外に活動の受け皿を求める部活動地域展開の流れは利害が一致するじゃないか?と考えました。

なので、中学校部活動の受け皿になる。という発想は「おまけ」なのですが、それでも良い機会には違いないのかもしれません。

 

ロードマップ?

ロードマップというにはあまりにも稚拙ですが、イメージとしてはこうです。

簡単な流れ

  1. 準備会の発足:まずは5人程度のコアメンバーというか発起人となる有志を集めて準備会を発足。
  2. 任意団体として活動開始:さらにパフォーマーを募り、10人程度集まったらひとまず任意団体として活動開始。
  3. 実績作り、知名度アップ:地域イベントなどに積極参加して実績作りと知名度アップを重ねていく。SNS等を開設してアピールする。
  4. リクルート活動:参加資格を中学生以上として、教育委員会や各学校へメンバー募集告知。学校ぐるみで参加希望者を募る。
  5. チーム構成の検討:最終的に中学生だけで30人以上集まったなら、その時点で中学生だけのチームと高校生以上も入ったチームに分けるのかどうするのか考える

こんな感じです。

 

検討課題は山盛りです

上記はあくまでぼんやりとしたイメージに過ぎません。

最初から中学生だけを集めた方がいいのではないか?最初から本格派を目指して質の高いショーづくりをしていった方がモチベーションが高い加入希望者がやってくるのではないか?

コアとなる発起人が集まるだろうか。大人になってもマーチがしたいとか、チームを作りたいとか思う人は、恐らく大編成ないし強豪チーム出身の場合が多いでしょう。

ゼロベースで、しかもエンジョイ勢になるかもしれない活動に賛同してくれるだろうか。

 

マーチング特有の課題?

活動形態に関わらず、マーチングの一番の課題は「披露する機会の少なさ」です。競技者や関係者以外はわざわざ大会を見に来ません。また、広い場所が必要なため、大会以外でフルサイズのショーを披露する機会が極端に少ない。半年かけて作ったショーを披露する機会が2〜3回しかないのは、とても悲しい実態です。

これは主戦場とするフロアを小さくすることである程度解消できる気がしますが、そうなると大会に出る前提の活動から遠ざかります。

 

当面の目標は「器」を用意すること。

何よりもまずは「器」を作ることが大事なんです。たとえば賛同者が集まったとして、その多くが私の考えと大きく異なっていたとします。でもそれで前に進めそうなら、その路線で始めていくのもアリでしょう。

私はまず、活動できる「場」を用意したいのです。それ以外の部分は、私や他の発起人がどう思っていたところで、長い目で見れば実際に参加する人たちが決めていくことです。

大会で勝つことも目標として大変有意義だと思いますが、地域イベントに引っ張りだこになるくらい地元で人気者になるというのも、相当に有意義だと私は考えます。私はどちらかというとそちら派です。

そのうえで、年間活動の柱の一つとして大会に出場するのは、とても良いことだと思います。

 

あなたの力を貸してください。

さて、そんなわけで恐らく数年後に来るであろう吹奏楽部を含めた文化部の地域展開の波。それに合わせるタイミングでの新チーム発足は好機ではないかというお話です。

そのためには。。協力者が必要です。私が一人で騒いだってどうしようもないのです。

学生・社会人を問わず元パフォーマーさん&インストラクターさん、現役または元中学校教員さん、一般マーチングチームの在籍経験者さん、子どもにマーチングやらせてみたい保護者さん、その他もろもろ、ご協力いただける方がおられましたらどうか力を貸してもらいたいです。

発足させてしまったら2、3年で空中分解するわけにはいきません。準備は入念にする必要があります。人、物、金、場所。どれ一つ欠けても継続できないため、無理のない事業計画(事業と呼ぶべきか?)が必要です。

この記事を読んでくださった方で、一緒に真剣に悩んでくださる方がおられましたら、こちらからメッセージを頂けましたらうれしいです。

何卒よろしくお願いします。

 

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