しばらくぶりです。
前回の記事を書いたあと、何人かの現職の中学校教員(吹奏楽部顧問)の先生方と、部活動の地域展開について話をする機会がありました。
お話を聞く限り、松山市ではまだ具体的な動きはそれほどなく、まずは休日の地域展開に向けて、これから少しずつ動き始める段階のようです。
ただし、「可能なところから順次移行」という原則で動いているようで、既に地域移行が進んでいる学校もあるようなんですよね。
バラバラに移行が進むと事務作業などが効率化出来ないと思うんですけど、そのへんは今のところ考慮していないようです。
拠点校方式が有力なのか?
まだ吹奏楽について明確な形が決まっているわけではありませんが、複数校の生徒が一つの学校に集まって活動する「拠点校方式」のような形も、選択肢の一つになりそうです。
実際、音楽室だけ警備システムを独立させられないか、教育委員会が確認に来るような話もあったそうです。
吹奏楽は、他の部活動と比べても場所や備品の問題が大きいですもんね。
大型打楽器や学校所有の楽器、譜面台などを、活動のたびに別の施設へ運ぶのは、どう考えても現実的ではありません。
小学校の前例に倣う可能性
そう考えると、
活動場所は学校の音楽室。でも運営主体は学校ではなく地域クラブ。
という形が、一番現実的な落としどころなのかもしれません。
松山市では、小学校の金管バンドですでにそれに近い形で活動している例もあるようです。
学校という場所を使いながら、学校部活動とは別の団体として活動する。
今後、中学校の吹奏楽でも、こうした形が増えていくのかもしれませんね。
地域化による「消滅」の懸念
一方で、地域化することで心配していることもあります。
何らかのトラブルで人間関係が崩れたり、指導や運営を引き受ける人がいなくなったりして存続が難しくなった場合、そのままクラブ自体が消滅してしまうのではないか、という点です。
そして、一度なくなってしまったものを、あとからもう一度立ち上げるのはかなり難しいのではないか。
学校部活動であれば、少なくとも「学校の部活」という枠組みそのものは残ります。
でも地域クラブでは、運営する人がいなくなれば、そのまま活動そのものがなくなる可能性もあります。
このあたりについては、今の時点ではまだ何とも言えません。
近隣の様子 ― 伊予市・東温市
一方、近隣の自治体では松山市より少し先に動きが進んでいます。
伊予市では2026年9月から休日の部活動を順次終了し、吹奏楽を含む地域クラブ活動をスタートします。
東温市でも、2027年9月以降は休日の学校部活動を原則行わない方針が示されています。
松山市も、おそらく一気にすべてが変わるというより、まずは休日から少しずつ地域展開が進んでいくのでしょう。
週末限定の地域マーチングクラブという可能性
そうなると、以前の記事で書いた、
「中学生が学校を越えて参加できるマーチングバンドを作れないか」という話も、少しだけ現実味を帯びてきます。

平日は、それぞれの学校で吹奏楽部。
週末は、マーチングをやってみたい生徒が学校を越えて集まる地域クラブ。
そんな形も十分あり得るのではないでしょうか。
最初は小さく、緩く。それでも一歩を
もちろん、いきなり大会を目指すような本格的な団体でなくてもいいと思っています。
最初は月に数回集まって、歩き方や基本動作を練習したり、簡単な曲で動いてみたりするくらいでも十分です。
「マーチングをやってみたいけれど、自分の学校ではできない」
そんな中学生が参加できる場所が一つあるだけでも、意味はあると思います。
「本当に作るなら、そろそろ仕組みを考えたり、人集めを始めてもいいのでは?」
そんな気がしています。

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