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デイリートレーニングにスケールが根付かない理由を考える。

お久しぶりです。みそさんです。

しばらくいろいろと忙しくて、ブログを書く余裕がありませんでした。

少し落ち着いてきたので書いてみたいと思うのですが、

今日のテーマはタイトル通りですけど

毎日の練習にスケールの練習が根付かない理由を考えてみたいと思います。

夏のコンクールシーズンが終わったのでっていうわけでもないのですが、

本当に長年思っていることです。どうしてなんでしょうね。

そして、スケールをやるとどんな利点があるのかも一緒に考えていきたいと思います。

 

中学校や高校のバンドでの様子。

私、こう見えても子どもたちに楽器の手ほどきをすることがそれなりにあります。

もちろん、大人に指導することもありますけどね。

学校さんのそれぞれの事情によって日常練習のメニューや優先度は違って当然なのですが、

とりわけスケール練習に時間を割く学校さんって本当に少ない。

いつもどんな練習してるの?
ロングトーンやってます!
タンギングもやってます!
リップスラーをやります!(ドヤァ)

この3つはまあ、出てくるのですけどもね。

この3つに並んで音階練習って言う子はなかなかいないです。

日頃は決して簡単ではない曲に取り組んでいるのに、

ピアノで言えばハノンを一切やらずにピアノソナタを弾こうとするようなイメージかな?

ちょっと普通ではないと思うのですけど、思えば私も中学高校ではあまりスケール練習をした記憶がありません。

少なくともロングトーンやリップスラー等と比べて優先度が低いと思われているんでしょうね。

 

私の場合は、、どうじゃったかいな?

私自身は音大受験の準備あたりからスケール練習を始めたように思います。

それまでのいわゆる部活の練習メニューにはスケール練習は無かった気がします

なぜスケールを軽視していたかといえば、恐らくあまり必要が無いと考えていたからでしょう。

 

吹奏楽はフラットばかり。

中学高校ではシャープ系の曲を演奏した記憶がほとんどありません。

学校の先生なんかも、曲選びでシャープ系は難しいから避けるんでしょうね。

なぜ難しいかというと、楽器がフラット系の調子だからです。

だから余計に吹く機会が無い。必要に迫られない。練習しない。

そんなところでしょうか。

しかしながら、フラット系のスケール練習もしていないことがほとんど。

最近の曲って結構多様多彩じゃないですか。

他にやらなきゃいけないことが多いのもわかりますけど、スケール練習は後回しにしていいものではないと思うんですけどね。

 

スケール練習で期待できる上達ポイント

スケールとアルペジオを練習すると、順次進行のほとんどすべてのケーススタディができます。3和音の跳躍も同様です。

ケーススタディができているという事は、いざ曲でそれが出てきたときにすぐ対応できるという事です。

間違いなく初見が早くなると思うし、音採りに使う時間がずっと短縮できると思います。

また、音域やポジション(指使い)による音質・音色・音程・音量の均質化にも大いに有効だと思います。

一息で長いパターンを吹けばロングトーンのような効果も多少あるでしょう。

広い音域をつながった吹き方で吹けるようにする練習にもなると思います。

いいことづくめでしょ?どうしてやらないんでしょうね?

是非やりましょう!やってください!って言っても、なかなか根付かなくて、

1シーズンが終わったら、無かったことになる場合がほとんどです。

 

スケール練習は不人気メニューなのか?

なぜスケール練習が毎日の定番メニューとして根付かないのか。理由を考えてみます。

  1. スケール練習をやらなくても他の練習で同等の効果が得られている。
  2. スケール練習をやっても上達が実感できない。
  3. スケール練習をやったことによるメリットが、使った労力に釣り合わないと感じる。
  4. そもそもスケール練習が苦痛だ。

他にもあるかもしれませんが、スケール練習が必要ないと感じるならそもそもスケール練習しましょうと提案しないので、客観的に見て1.は該当しませんね。

2.は練習の質と量に大いに依存すると思います。目的意識なく、だらだらとやってもそりゃ上達しません。
小テストのように定期的にチェックして、チェックリストを埋めていくとか達成報酬的なシールを貼るとか、
ゲームのミッション達成のような遊び要素があるといいかもしれません。

3.はそれぞれのバンドについて結果を見なければ何とも言えませんが、
結論が3.である ⇒結果として1.になるのであれば、ぜひその「他の練習」を教えてほしいです。

4.は、、難しいところです。

スケール練習は頭と体に完全に浸透するまでは難しい練習だと感じるかもしれません。

そこに楽しみややりがいを感じて取り組まないと、苦痛に感じることは否定できないのですよね。

ですが、いったん身に付けてしまえばずっと使えるスキルなので、頑張って習得してほしいなと思います。

もちろん全調制覇する必要はなくて、フラット4つシャープ1つまででも十分かなと思います。

 

譜例

そもそもスケール練習の楽譜が手元に無い人もいるかもしれないので、簡単に書いてみました。

もちろん一つの例に過ぎないので、

なにか参考になれば。という程度のものです。

※PDFが開きます。

スケール練習

スケール練習2

 

本日のまとめ

それではまとめ行きます。

本日のポイント

  • 学校バンドなどの現状
  • スケール練習のメリット
  • スケール練習が根付かない理由を考察
  • スケール練習の例

こんなお品書きでした。

練習は何のためにやるのかと言えば、より自由に演奏を楽しむためです。

野球で素振りをするのは、試合で打ちたいからですよね。

みなさんの現状に合わせた最適な練習を取り入れて、より自由で制約のない演奏を楽しみましょう!

 

ご意見やご感想などございましたら、ぜひコメントに残してもらえたらと思います。

それではどうも、ありがとうございました。

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